上矢作のこと

森と歴史と清流の里

地理

上矢作の地理

岐阜県の東南端に位置し、南部は愛知県、東部は長野県に隣接しており、標高800m~1,200m前後の急峻な山岳に囲まれた渓谷型の地域です。
面積の95%が山林であり、樹齢1,000年以上の巨木や、町内の国有林地内にある針広混交の森林景観の優れた「アライダシ自然観察教育林」を有する。
町の東北東、ピラミッド型にそびえる大船山(標高1,159m)は町のシンボルである。 山頂からは、鈴鹿山系・白山・北アルプス・御嶽山・恵那山・南アルプスが見えます。
市街地のある恵那市までは車で30分ほど、名古屋までは100分ほどの距離になります。

上矢作の気候

太平洋気象の影響を受ける準内陸型の山地気候で、夏季の気温格差は比較的大きくなっています。
また、冬季の冷え込みは厳しいものの降雪量は少ないです。

人口

上矢作の人口

上矢作町には現在、およそ1500人が暮らします。 そのうち、男性は700人ほど、女性は800人ほどで、700世帯ほどの小さな町です。
人口は少ないですが、暮らす人々は穏やか心暖かく、人と人との繋がりをとても大切にしています。

歴史

上村合戦

元亀(1572年)12月、武田信玄の家臣秋山信友(飯田城主)の騎馬軍団2,500人が岩村城へ向けて攻撃を開始。
迎え撃つ織田方は明智城主遠山景行を総大将として5,000人の兵を主要な砦に布陣し戦った。

伝統

土びな

土雛はその名の通り、土をこねて作られた人形です。
全国的に良質な土の得られる地方で作られました。
東濃地方は明治から大正にかけて、全国でもまれにみる土人形の生産地、消費地として有名でした。
縁起物、伝説や歴史上の人物のほか、東濃地方や三河地方では地歌舞伎が盛んであったためか、歌舞伎の名場面の人物が多く作られました。
かつては、ひな祭りの日に子どもたちが「おひなさまみせて」と地区内の家々をまわり、からすみなどのお供えをもらう風習があったそうです。

史跡

砦跡

平成8年度から、岐阜県では、中世城館跡総合調査が実施された。
当町域で調査され平成16年3月発刊の『調査報告書第三集』に収載されたのは、前田砦跡(本郷)、兼定砦跡(飯田洞)、岩井戸(本郷)、城山砦跡(漆原)、下村砦跡(下)、小田子砦跡(小田子)の六砦跡である。