大船山

町の東北東の彼方、ピラミッド型に聳える独立峰 大船山（おおぶねさん）。標高は、1,159ｍ。
山頂に近い大船神社の境内には、推定樹齢2500年の弁慶杉の他、数百年の時を経た杉の巨木が生い茂り、幻想な神域の食う句が漂う。
この山は数千年前、真言密教の修験社達によって開かれた信仰の山である。その後信仰の拠点として大舟神社（江戸時時代までは六社権現と称され、主祭神は高野山の祭神高野明神、丹生明神）が建立され、今日まで村人の厚い信仰により営々と守られてきた。
遠き日より、村人の支えとなり、誇りとして、歌い語り継がれてきた大船山。それは人々の永遠の心のふるさとでもある。