特集

上矢作に暮らす人や風景

移住定住部会

川上貞夫さん
夏目裕行さん
堀信一郎さん
佐藤淳子さん
大島孝介さん

取材日 : 2024年4月

移住定住部会の活動はどんなことをやっていますか?

町内の空き家の掘り起こしと、掘り起こしてから空き家バンクに登録をするとか、移住した人との交流、アフターケアっていうのかな。

恵那市に登録された空き家物件を内覧したいという人を案内するとかね。空き家の掘り起こしって簡単に言うけど、まあいろいろあるね。今度もやるけどの空き家の情報提供のお願いとかね。

活動のきっかけになったことは?

上矢作はとにかく高齢化率が高くてね。だんだん人口も減っていく中で、やっぱり空き家という資源をうまく利用して、田舎に住みたい人を誘致し、地域の活性化に取り組んでいきたいよね?

上矢作に来た頃と思うと、ずいぶん前で小田子地区だけでも小中学生いっぱいおったんです。今ほとんどおらんので、それをなんとか持続可能なふうにしていこと思うと、今の空き家やなんかに、来てもらうことでしょうか。そういうことが大事っていうことかな。きっかけ的には、一人の力じゃなんともならんけど、やっぱり、こういうまちづくり活動を一緒にやっていく人がおる中で、一緒にやっていこうと思ったっていうのがきっかけですかね。

保護者会長でたまたま充て職で入った。4つの部会があったので、みんなでそれに似合った感じの部会に入った。それがある程度のそのきっかけだったんだけど、結局僕は上矢作が好きなんで。

以前の振興事務所職員に、移住居住部会っていう部会があるよって言われて入った。

部会員も高齢になったりしているのでまた会員募集をするといいね。まちづくり活動を一緒にやりませんかって。

活動の中でよかったことや、大変なことがあればおしえてください。

何回も案内してもダメになることもあったね。

来ると皆いいとこですね、自然がいいねって言うけど、後から断りを聞くと、川が近くてうるさいとか。川が近いでいいかなと思うけど、現実の自分がそこに住むっていう身を置くと、そういう騒音とか隣が近いとか、何があったか理由はわからないけどね。

皆さんが思う上矢作の魅力について

上矢作に住んでいると当たり前で川は綺麗なもんやし空気もね。ほぼで焚き火をやると煙が上がっとるなぐらいしか思わんけど、やっぱりそういうのが都会の人にとってはずいぶんうん、あの羨ましいっていうかんじ。都会で言うと、隣の同じマンションの隣の部屋の人はどういう人で、いくつぐらいの人で、どこに勤めてるか全然わからんけど、やっぱり田舎やと小田子に若い人が来たんだねみたいな話ですぐ情報がある。地域情報がね、お互いに知れ渡とっていい面もあれば悪い面もあるかしらんけど、でもまあそういう点では楽に暮らせるっていうかっていうところはあるのかな。

私はやっぱり、田んぼや畑がいっぱいあることが一番魅力だと思う。うちはなかったので。で上矢作に来て、今見よう見まねで農業をしている。これから何があるかわからない。食料難になるかもしれないし、あのそういった時にやっぱり人が生きられる場所だなってすごく感じてる。川も綺麗だし、水も湧いてるし、やっぱりなかなかねこう水がこんなに豊富にあるところもないし、能登半島地震でもね、孤立しちゃってもある程度、食べていける状態、恵南豪雨災害の時もやっぱり閉じ込められたりしましたけど、別に水が何日か来なくても沢の水でなんとかなったり、トイレも水汲んできて流せばなんとかなった。割と不便でしたけど、生きてはいける気がします。

上矢作の人って田舎に住んでいる割に都会のような暮らしをしているなって言われたことが印象的。