特集

上矢作に暮らす人や風景

地域自治区運営協議会

地域自治区運営協議会 会長 安藤常雄さん
事務局長 夏目裕之さん

取材日 : 2024年3月

永井さやか

地域自治区運営協議会の活動はどんなことをされてるんでしょうか?

安藤会長:

簡単に言っていいかな?要は町作り活動の課題がいっぱいあるわけじゃん。それの協議と調整をやってるということと、それから地域内の情報共有。同じやけど、課題解決に向けた会議の開催。一番は地域計画の振興管理。それと行政からのまちづくり活動部会への情報提供というふうに思っておりますが、いかがですか?

夏目事務局長:

そうですね。それの具体化ということで、私は事務局という立場で会長と一緒に進めているというような状況です。

ありがとうございます。活動の中で苦労したことや、頑張っていることを教えていただきたいです。

安藤会長:

苦労は、お金がない。今現状は何をやるにもお金がいる。お金は地元にないから。結局市と当局とのセッションになっていくから、そこのところが一番苦労かな?

夏目事務局長:

私は苦労というか、街づくりで上矢作の少子高齢化が進んでいく中で、少しでも皆さんが楽しく暮らせ、そしてお互いが助け合ったり支え合ったりして上矢作に住んでよかったなというふうに思えるように、できる限り微力ですけどなんとか自分のできる範囲で頑張りたいというような感じです。

大変ながらも活動している思い、やりがいを教えていただきたいです。

安藤会長:

やりがいは結果が出ないとなかなか見つからないもの。だからやりがいというか、今夏目先生が言ったように、絶対に地域にとってはこれが必要だなということを進めるにはさっきも言ったけど行政との交渉しかないんで。それに全力を注いでそこで結果が出ると、ああよかったな、みんな喜んでくれてる。ってなるんだろうけど、なかなかそれにまだ結びついてない。今ちょうどその基盤整備みたいなので、一つは大きな災害の後の復旧はできたんだけど、今観光交流の中の事業で種をまいたものがこれからどっちに生えてくるのかな?ってところを見ている。今始まったところなんでいろんなところがまだまだ見えない。
だから、具体的にはミズベリング事業っていうのが役所の指導もあって進んで、それプラス公園化も一緒になったんで、河川敷の整備までできるということで、そこをいかに活用していくか、そして交流人口を増やしていくか。それが今年一年である程度先が見えるんじゃないかなというふうに思ってるんで、期待をしています。

夏目事務局長:

大変ながらも活動している思いっていうことなんですけど、だんだんお年寄りが多くなってきている。まあ、僕たちもたぶんそうなんですけど、次の世代の人たちと一緒に少しでも上矢作が続いていくようにということで、例えば、こども園もだんだん人数が少なくなってきている事もあって若い人たちも問題意識を持って、なんとかせなあかんという思いでおられると思うんですけど、僕たちもそういう若い方達と力を合わせて少しでも住みやすい街にしていけるように。例えば去年は夏祭りで花火が打ち上げることができたんですけど(台風で延期になり開催できるかわからなかった)そういったように皆さんが笑顔で健康で楽しく暮らしていけるように、できる限り協力していきたいな。とそんな風に思っています。

かみやはぎの魅力について。

安藤会長:

自然しかないじゃん。山と川と。田舎やもんで地域の人がみんな優しくて人がいいんだ。近くで見てても、やっぱり地元の人はみんな優しい。外の人に向けても。だからこそ交流できる場をなんとかして作りたいな。だから、もうとにかく山と川、水。だから今はさっき言った川、水を使うことができるようになったんで先がみえてきてそこをしてるんだけど、次はやっぱり山にかかりたいけど、全部が全部できんから次の人には山。自分では御船さんの周辺の需要を次に託したいなというふうに思っています。

夏目事務局長:

会長さん言われたように豊かな自然というか、夜は星が綺麗やし、都会の人が来ると水が綺麗やね~って言って褒めてもらえたり。そういったような豊かな自然があるところと同時に、会長さんが言われたように、近所同士が「この頃、あそこのおばさんの顔見んけど、どっかさせたかな?」とか、そういったようなお互いの関係が割と密でそういうところもいいところやないかなと。子供がおると地域のみんなで子供を育てようみたいな意識が割とある。交通の便も田舎の割には良くて道もいいので、買い物やなんかは雪が降らん限りはそんなには困らない。これもいいところかなと思います。