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上矢作に暮らす人や風景

この方に聞く 万光寺住職 龍田直道さん

万光寺住職 龍田直道(たった なおみち)さん

取材日 : 2022年9月1日(木)11時

万光寺の和尚になったきっかけを教えてください。

龍田さん:

そんな大きいものではなくて、家族会議を開いて誰が継ぐかという話の中で、私が継ぐことになりました。

和尚になってみて、良かったこと、大変だったことを聞かせてください。

龍田さん:

良かったことは、私の現在の交友関係なんですけど、この仕事の「縁」によってもたらされたものですのでとても感謝しています。そういう出会いってところで・・・。
大変だったことは自分自身不器用なので沢山あります(笑)
ただ、その都度反省しているので、そういった面で向上している実感もあります。

お寺の仕事は主に何をされてみえますか?

龍田さん:

分かりやすいところで言いますと、法事であったり、葬儀であったり、他にも布教活動といって、このあたりの若いお坊さんで構成されている会があるんですけど、こちらで年末に恵那の駅前や中津川の駅前で托鉢を行っています。老人ホームへ慰問して法要したり、ボランティア活動もさせてもらったりしています。

大変ながらも、仕事を続けている思いをお聞かせください。

龍田さん:

一番難しい質問ですね。ほんとにそんなこと考えたことないです。(笑)
その時々で大変なことはあって・・・、へこむことも多いんですけど、さっきの質問でもあったんですけど、その都度反省して、向上して前に進めたらな・・・という思いでやっています。

最後に龍田さんが思う上矢作の魅力を教えてください。

龍田さん:

たくさんあるなぁと思ったんですけど、上矢作は田舎なんですけど、インフラが整っていて、恵那の市街地まで30分もあれば行けるし。ほんと文明的な生活ができることです。
これは上矢作というか、日本に生まれた特権かもしれないんですけど。
あと、仕事で街中に出向くと上矢作の良さはよくわかります。
反面、悪いところもわかりますが、どちらも一言では言えません。
こういった仕事(お寺の仕事)で街中へ行った時には、良いところだと実感できます。
若い時には遊ぶところがあまりないなぁと思った時もあったんですけど、20代、30代と過ごす中で今は全くそういうことを感じないし、大学で街中で暮らしていた時もありましたが、街中だからと言って毎日遊ぶわけでもないですし、別にどこにいても一緒っていうか、それもこうした地域に住んだからわかったことで、だから(上矢作の)いいところがよくわかる。
夜は静かだし、夏は涼しいし、住みやすいところだと思います。